数日前に書いたエントリを再度書いてみる。

Re:IT系の人は忙しさを免罪符にしてはいないか?
エンジニアの方からの視点で書かれたエントリなのですが
少し違った視点から返信してみます。*1



本当に納期を重視しなければならないのか?
まず問題点の原因について私は2点あると思います。
・顧客が受託によるソフトウェアを製品だと捉えている場合
・開発側のプロジェクトマネジメントが糞w
まず顧客についてですがソフトウェアが開発だという認識がなく製造だと認識しているので
車の納車と同じ感覚で何日までに求める製品がリリースされないのはおかしいと考えているケースです。
これについてはソフトハウス側の営業に問題があるケースも多いと感じます。


次に開発側のプロジェクトマネジメントについてですが
モダンプロジェクトマネジメントではない方のプロジェクトマネジメントではQCDの管理活動です。
QCDについてはwikipediaを参照してください。
またQCDについてはトレードオフできる変数という考え方が一般的です。
詳細として「アジャイルプロジェクトマネジメント」などを参照してください。


先日に書いたのですがソフトハウスの目的が単に「ソフトウェアを作ること」が目的だったとするならば
納期が最重要というのも理解できますがエンドユーザとのビジネスパートナーだとすると
ソフトウェアのライフサイクルは一般的に開発よりも保守の方が長いですから
一時の納期を厳守することによってボロボロのソフトウェアをリリースすると言うのは
エンジニア側だけでなく顧客側の視点にたって望ましいと私は思いません。
カットオーバー時に本当に必要な機能だけをリリースすれば良いのだと考えます。


とは言え一番重要なのはこういう考え方を振り回すことではなく
こういう考え方を顧客と共有し関係を築くことが最重要であると考えます。

*1:最近はこんなエントリばかりですね